WindowsのVolume Shadow Copyサービスの動作について

概要

Windowsのホットバックアップを実行する場合は、Volume Shadow Copyサービス(以下VSS)のスナップショットを使用します。このため、VSSの処理が正常に動作しなければAIPのバックアップも正常に動作しません。VSSの処理が何らかの問題で失敗した場合は、AIPのバックアップもエラーとなります。
このときのタスクの終了コードは[ -311] となります。

VSSの処理が失敗する主な原因は下記です。

1) ボリュームの空き領域不足
VSSを実行するには、バックアップ対象のボリュームに10%の空き領域が必要です。

2) ディスクの高負荷
バックアップ対象のボリューム(ディスク)が高負荷でスナップショットを作成できない、もしくはスナップショットを維持できない場合はVSSの処理がエラーとなるため、バックアップも失敗します。

3) メモリ不足
メモリやリソースが不足している場合は、VSSの処理を実行することができないため、VSSのエラーが発生し、バックアップも失敗します。

*VSSはWindows標準の機能になるため、エラーの詳細な調査はMicrosoftのサポート窓口にご相談ください。

対象製品

- ActiveImage Protector 2018 / 2022 Windows版



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