Linux版のボリュームのホットリストア

概要

基本パーティションの場合、[/]パーティション以外であればホット復元が可能です。
LVM構成の場合は、LinuxBEを起動し復元を行ってください。

ホット復元を行う場合下記手順で行ってください。
尚、RHELクローンの 7.x / 8.x のバージョンでは、ホット復元が出来ません。
復元操作時に parted ライブラリを使用して、ディスクの情報を更新しておりますが、RHELクローンの 7.x / 8.x に実装されている parted ライブラリの場合、ライブラリを使用するとボリュームがマウントされてしまい復元操作が行えないためです。
他のディストリビューションやRHELクローンの 6.x / 9.xは影響はありません。

手順
1) スナップショットのCOWファイルを確認する

例では、/dev/sdb1のホット復元を行います。

# cat /proc/datto-info
{
   "version": "0.10.16",
   "devices": [
       {
           "minor": 0,
           "cow_file": "/.datto",
           "block_device": "/dev/sdb1",
           "max_cache": 314572800,
           "fallocate": 535822336,
           "seq_id": 1,
           "uuid": "8a9a89999062437d9d48a21c0b260d88",
           "version": 1,
           "nr_changed_blocks": 110,
           "state": 2
       }
   ]
}

2) COWファイルを破棄する

ホット復元するデバイスのマイナー番号を確認して
"minor": 0 --->この数値を入力します

# dbdctl destroy 0

3) 復元を行うボリュームをアンマウントする

# umount /dev/sdb1

4) GUIにてボリュームの復元を行う

5) 復元したボリュームを再度マウントする

# mount /dev/sdb1

対象製品

- ActiveImage Protector 2022 Linux



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