HyperBackupのパラレル バックアップで複数の仮想マシンのバックアップを行うと稀にExit -630が発生する

概要

HyperBackupでは、ESXiもしくはHyper-Vのゲストのスナップショットを実行してバックアップを行っていきます。
しかし、同時に複数のVMのバックアップスケジュールが実行されると、環境によってはExit -630が発生することがあります。

Exit -630はゲストのスナップショット取得に何らかの問題が発生しています。

原因

HyperBackupのデフォルトの操作モードは[パラレル バックアップ]となっています。
このモードで複数の仮想マシンのバックアップを並列に行った場合、一時的にハイパーバイザーホストのディスクI/Oの負荷が急激に上がり、ホストの処理の遅延が発生してスナップショットのタイムアウトエラーとなることがあります。
詳細な原因追及は下記ログを調査してください。

ESXiの場合:失敗したVMの監視 -- ログを確認する
Hyper-vの場合:ホストのシステムログ、アプリケーションログ等を確認する

回避策

どちらかの方法で回避してください。

1) ディスクI/Oの負荷を抑制するため、操作モードを[パラレル バックアップ]から[シーケンシャル バックアップ]に変更する。
2) タスクの実行台数を減らす。

上記操作は、下記ヘルプをご参照ください。
http://webhelp.netjapan.com/AIP/Windows/2018/ja/help/preference/preference-HyperAgent.htm

対象製品

- ActiveImage Protector 2018 Virtual Edition
- ActiveImage Protector 2022



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