AIPの設定ファイルやスケジュールが破損する現象について

概要

高負荷やアンチウィルスソフト等によって、AIPの設定ファイルへの書き込みが遅延または阻害され、ファイルが破損する場合があります。また、AIPの設定ファイル(aip.ini)が破損した場合は、最低限のパラメータで動作するためバックアップが極端に遅くなる現象が発生します。スケジュールが破損した場合は、スケジュールバックアップが動作しなくなり、AIPコンソール上でスケジュールを表示しなくなります。

回避策

アンチウィルスソフトでAIPのインストールパスをスキャン対象から除外してください。

インストールパスの見つけ方
下記コマンドで出力されるBINARY_PATH_NAMEよりAipService.exeを除くとパスとなります。

> sc qc AipService | findstr BINARY
> BINARY_PATH_NAME   : C:\Program Files\Actiphy\ActiveImage Protector\AipService.exe

インストールパス C:\Program Files\Actiphy\ActiveImage Protector

設定ファイルやスケジュールが破損した場合は、下記の手順で対応してください。

AIPの設定ファイル(aip.ini)が破損した場合

1) Windowsの「プログラムと機能」からActiveImage Protectorをアンインストールします。
2) AIPのインストールパスにあるaip.iniが残っている場合削除してください。
3) AIPを再インストールします。
4) 再度、Eメールなどの設定等を行ってください。

スケジュールのみが破損した場合

1) AIPコンソールを終了してから、サービスの一覧からAIPサービス(ActiveImage Protector Service)を停止します。
2) AIPインストールパスにある拡張子.xmlファイルを削除します

> cd <インストールパス>
> del /s *.xml

例
> cd C:\Program Files\Actiphy\ActiveImage Protector
> del /s *.xml

3) サービスの一覧からAIPサービスを開始します。
4) AIPコンソールを起動して、スケジュールを新規作成します。

対象製品

- ActiveImage Protector 2018 / 2022



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